2010年から開催された午前10時の映画祭ですが、大好評で今年で10周年を迎えました。
まさか私はここまで続くとは思ってませんでした(^-^;
開催されてから2年間はずっと観に行ってました。
自称映画マニアなんですが、昔の映画ではまだまだ名作が埋もれているので
私なんかまだまだだぁ~!と思ってしまいました(笑)
膨大な数の中から厳選しましたが、まだまだあるのでこれはまだ一部になっています。
もくじ
2001年宇宙の旅 (1968)
この映画の魅力は大画面で観る事で発揮できます!
小さい画面で観てもなんだこりゃ?って思うかもしれません。
まだ未来は夢があって明るいものだ!と信じて疑わない60年代に
この映画が作られました。
監督は名監督であったスタンリー・キューブリック監督です。
精神的にキている「時計仕掛けのオレンジ」と同じ監督ですが
この映画はそんなにサイコな感じはありません。
とにかく夢が詰まっている映画で、観ているだけでワクワクさせる演出になっています。大まかに言うと、タイトル通り宇宙旅行へ行った、
宇宙飛行士のお話です。
見どころは、有名なクラシック「青く美しきドナウ」に乗せて
無重力空間を漂うペンがフワフワと動くシーンです。
これを大スクリーンで観たら本当に圧巻でした!
もちろん、宇宙飛行士さんは順風満帆に任務を得られず、
ハプニングで見たものは?と言うものです。
私の見解は「雰囲気を楽しむ」と言うものだと思います。
それだけでも十分楽しめますよ!
ストーリーが難解だと言われていますが、検証しているブログは沢山あるので
そちらを見てみるのをおすすめします。
※この映画の美術に漫画の神様の手塚治虫さんへオファーあったそうですが
この時期は手塚さんの全盛期の頃で、相当多忙だったのでお断りしたそうです。
もし、手塚さんがやっておられたら、かなり違ったものになってたと思います。
美術や、宇宙船のセットなども見事なもので、これも一見の価値があります。
画像も約50年前のものとは思えない程綺麗です!

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12人の怒れる男 (1957)
裁判映画は眠くてつまらないものだと私は偏見していましたが
この映画は一味もふた味も違いました。
他にも裁判映画の名作「告発の行方」もありますが、
「12人の怒れる男」は分かりやすく明るいもので、そんなに陰鬱な感じはありません。
白黒映画で古い映画ですが、時々ギャグを入れて分かりやすくなってます。
父親を亡き者にしまった少年は果たして有罪か?無罪か?と言うのが
この映画で一番重要な部分です。
この少年を裁くのがこのタイトルにもある12人の陪審員です。
この12人は個性豊かな人たちで、どうなるのかハラハラさせます。
12人の中で1人だけ無罪を主張する人がいる事にも注目です。

十二人の怒れる男/Blu-ray Disc/MGXJC-16232posted with カエレバ
アパートの鍵貸します (1960)
この映画は昭和に直すと、昭和35年になりますね。
当時の日本はそれほど家電は進化はしていませんでした。
この映画の凄いところは、キッチンです!
当時のアメリカはとても進んでいたんですね。
オーブンや電子レンジもあるし、当時の日本と比べると20年近くも時代が進んでます。
昭和30年代をリアルで知っておられる方なら、相当驚かれると思います。
で、、この映画は変わった設定があってこのタイトルの通り
鍵を貸し借りしていて、プライベートなどがぐちゃぐちゃになると言うお話です。
おおまかなあらすじは…
ニューヨークの保険会社に勤めるバドは勤務評価を上げてもらうと言う目的のために
会社の上司のプライベート用にと部屋を貸すようになりました。
バドがいない間に貸すと言った感じです。
これがきっかけでしっちゃかめっちゃかになります。
基本、コメディーなのでドロドロしたところはなく、明るい映画です。
オシャレなキッチンや、絶妙な人間関係などが見どころです。
白黒映画なのに、色々と時代が進み過ぎてるのが本当に不思議でした。
この映画もいずれはBlu-ray買いたいですね!

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友だちのうちはどこ? (1987)
※日本公開は1993年です。
この映画は他の映画と差し替えられた映画ですね。
何の映画だったのか忘れてしまいましたが(^-^;
この映画は珍しくイランの映画です。
私はさすがにイランの映画は観た事が無いんですよ。
イランはかなり制約が厳しく、この映画のようなホームドラマが
主流となっているそうです。
ハリウッド映画のような激しいアクション映画はまず作るのは無理です。
内容は、ほのぼのとした子供が主役の映画です。
お子さんにも見せても楽しめる映画ですよ。
内容は、このタイトル通り主人公の少年アハマッドが友人のノートを
間違って持ち帰ってしまったために、友人の家に届けに行くというお話です。
これをしないと、友人は退学になってしまうと言うから大変!
しかし、友人の家は分からないから、色んな人に出会いつつ、ちょっとした冒険のようなものになってますね。
ほっこりした癒し映画なので、疲れている方にもおすすめです!

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刑事ジョン・ブック/目撃者 (1985)
名優ハリソン・フォードさんの映画ですね。
インディ・ジョーンズや、初代のスターウォーズでおなじみです。
この映画はこのタイトル通り、サスペンス映画ですが
目撃者である親子がアーミッシュという民族と言うのが特徴的でした。
夫を亡くしたレイチェルと息子サミュエルは、ペンシルベニア州ランカスター郡のアーミッシュの村から親族のいるボルチモアへ行く途中だったが、乗り換えの駅のトイレでサミュエルは二人組みによる殺人を目撃する。事件を担当する刑事ジョン・ブックは母子を半ば強引に警察署へ連れて行き面通しを行うが、そこには殺人犯の姿はなかった。面通しには時間がかかるため、ホテルに宿泊させると勝手に帰られる恐れがあり、ジョン・ブックは自分の妹の家に母子を宿泊させる。
引用元 Wikipedia
アーミッシュと言う民族は宗教にとても熱心で、厳しい規律があります。
音楽は禁止、(聖歌のみ)電気も禁止で、自給自足で私達ではありえない生活をしています。
そんな中、主人公ジョンは傷を癒しながらアーミッシュの民族と触れ合います。
そこで出て来るレモネードがとても美味しそうでした(笑)
サスペンスものとしても異色の作品で、結構記憶に残る作品です。
映画としてもとても良く出来ているので、本当におススメです。

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まとめ
印象に残った5作品の事を書いてみました。
午前10時の映画祭が始まった当初は、朝と夕方2回あったけど3回目の上映辺りからは
朝だけになってしまいました。
午前中しか観れなかったためか、眠気が凄くて結構寝てしまった作品もしばしばあります(^-^;
ここで紹介した5作品はまだまだ一部なので、また何回かに分けて書いていきたいと思ってます。
来年もまた午前10時の映画祭をやって欲しいですね!