先日、この映画の再上映会があったので観に行ってきました。
この事は先日のブログに書きましたが、まだ書き足りない事があったので
今日のブログで書かせていただきます。
この映画は1982年のお正月映画でした。
この頃のお正月人気映画と言うと…
「ランボー」「ウィーン物語ジェミニYとS」「伊賀忍法帖」
「男はつらいよ 花も嵐も寅次郎」「E.T.」
「アニー」「六神合体ゴッドマーズ」でした。
この中で観た事があったのは、「ランボー」
「ウィーン物語ジェミニYとS」
そして「E.T.」でした。
リアルで観たのは「ウィーン物語ジェミニYとS」でした。
お正月映画を家族で観に行く事になり、父は「E.T.」を観に行って
残った母と妹と私は「ウィーン物語ジェミニYとS」を観に行きました。
今の時代ではツッコミ度満載な映画でしたが、結構面白かったです(笑)
この映画館は今はとっくにない映画館なんですが、この施設は
映画館が3つ入ってたところでした。
これ聞いた友達は、「なんでお父さんについていかなかったの?」って
良く聞かれました(笑)
でもね、この「ウィーン物語ジェミニYとS」は(権利関係で?)
未だにソフト化していない映画なんです。
(この映画はたのきん映画と言って田原俊彦さん、近藤真彦さん
野村義男さんメインの映画で、この映画は田原俊彦さん主演でした)
この中で大ヒットしてたのは他は「アニー」でしたね。
この映画と「E.T.」は翌年3月くらいまでロングラン上映をしていました。と言う事は…この2作は大変優れた作品だったという事になります。
「アニー」は今でもミュージカルで大人気ですよね!
「E.T.」の魅力は何といってもエリオット少年とE.T.のふれあいの
一言に尽きます。
こんなに宇宙人と仲良く出来る話はとっても斬新だったので、
大衆に受け入れられたんだと思います。
初見のE.T.はちょっと不気味でしたが、だんだんと可愛らしく見えてしまうんですよね。最後には完全に感情移入してしまうという…不思議な宇宙人です。
この映画では先をいってるなぁと思われるシーンが2つありましたね。
1つ目は宅配ピザです。
この頃の日本では宅配ピザ屋さんはまだなかったんですよね。
これを見た今でこそ有名なピザーラの社長さんはこれでヒントを得たんだそうですよ!
2つ目はエリオットのお兄さんマイケルは「何をしてたか」なんです。
映画序盤でこのシーンが出て来ますが、良く分からない遊びをエリオットのお兄さんは
やってました。
先程調べてみたら、これはテーブルトークだったそうなんですよ!
これも先をいってましたね。
日本で流行るのはまだまだ先で、90年代から流行ってたんですよね。
時代を何歩も進んでたアメリカはやはり凄すぎます!
とても素晴らしい映画なんですが、気になる謎は2つあります。
1つは、何でE.T.は地球に来たか?と言う事です。
これは原作にも書いてあったそうなんですが、もともとE.T.は植物学者で調査するため
地球に来た設定になっています。
調査に夢中になっていた時に、人間に追いかけられパニックになったどさくさで
宇宙船が行ってしまい、置いてきぼりになってしまいました。
E.T.の知能がとても高かったのは植物学者の職業のおかげでしょうね。
2つめのはE.T.は一度意識が途絶えますが、奇跡的に復活を遂げました。なんでなんでしょうか?
この質問もネットでもたくさんあって調べて来ました。
E.T.は弱ると真っ白になってしまうんですね。
E.T.には不思議な力があり、エリオットと初対面の時に意思が通ずる(リンク)を
付けてしまってます。
このため、エリオットが弱るとE.T.も弱ります。
一説によるとE.T.は息絶えてはおらず、危篤状態だったという話もあります。
こっちなら納得がいきます。
リンクをしているとE.T.が完全に弱ってしまうとエリオットも危なくなってしまいます。これを避けたかったE.T.はこのリンクを切って、母星の宇宙船へ連絡を取ったのです。
だから「オウチ、デンワ」と言ってたんです。
なんて優しい宇宙人なんでしょうか!この辺も涙を誘いますよね。
3.「E.T.」のソフト化された際はバージョンがいくつかありました。その違いとは?
この「E.T.」では「E.T. 20周年アニバーサリー特別版」と「通常版」が存在します。
「通常版」はオリジナルになりますが、公開から20年が経過した2002年に特別編集が行われました。
「通常版」は?
中盤辺りに警察がエリオットの家まで押しかけてきますが
そこで危ない武器を出したりしています。
当時はまだ大丈夫だった台詞もあります。

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「E.T. 20周年アニバーサリー特別版」
私は観たのはこっちです。
デジタル特殊技術で変更雲や樹木の演出が変えられています。
バスタブのシーンや、ハロウィンのシーンが追加されています。
2001年に起きた大事件の影響で、一部台詞が変えられています。
私はアニバーサリー版しか知らないんですが、どうなんでしょうか?
ファンの方はやはり通常版が良かったという声もあります。
どちらも観て比べて見るのもいいかもしれませんね。

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「E.T.」はSFなんですが、ファンタジー色が強いので
どちらかと言うと、ファミリー向けに作られた作品だと考えられます。
「未知との遭遇」が「硬派SF」なら「E.T.」は「ファンタジーSF」
と言う事になりますね。
エリオットはこの当時10歳~11歳辺りですので、この辺の年代は
とても多感な時期で、好奇心旺盛です。
そんなエリオットは非日常的な体験をしました。
と言う事は…
「広い宇宙にだってきっと良い宇宙人がいる」
「その宇宙人はきっと地球人と友達になってくれる」
と言う事が伝わってきます。
そう考えればとても素敵な事ですよね。
これは何となく「未知との遭遇」と共通はしている気もしないでもないですが(笑)
人それぞれ伝わってくる事は違いますが、私はそう感じました。
名画「E.T.」を語ってみましたがいかがでしたでしょうか?
私はこの名作を2回も映画館で観れて本当に良かったと思います。
ちょくちょく映画館で再上映をやってますし、もしあったら行きたいなあと思ってます。
ちなみにこの作品「E.T.」はスピルバーグ監督最高傑作だったとも言われています!
ネタ補充のために映画をガンガン見てたんですが、このブログで一旦終わりになります。
また良い映画に出会ったら映画感想を書きますのでその時はよろしくお願いします。